赤川次郎 新潮文庫
「校庭に、虹は落ちる」
まさか、あんなことが起こるなんて思わなかった。
あふれだす血、動かない体。 信じたくなくて、認めたくなくて、私は時間を止めた。 すべてが変わってしまう前の、幸せな時のままでいたくて―。
「走ること」をかたくなに拒む高校生・朝野さつきの、いたいけな表情の裏に封印された恐怖。
「学校」という閉鎖社会で、純粋さゆえに追いつめられ傷つけられる者たちの、せつなすぎる物語。
管理人(my-shelf.com)へのご連絡は、info●my-shelf.comへ。 「●」を「@」へ変更して下さい。