赤川次郎 角川文庫
部長の絶大な信頼を受けていた松山は、彼の愛人の面倒をみるうちに彼女と関係を持ってしまった。
松山は自分の家庭と地位を守るために彼女を殺し、殺人の容疑が部長にかかるように仕組んだ。 完全犯罪になるはずだった松山にとって、唯一つの気がかりは、殺人を犯した日に電車賃を賃した見知らぬ若者が、何度も松山の所を訪れ執拗に小銭を返そうとする事だった。
受け取るとあの日のアリバイが…。 意外な結末が胸をうつ表題作他日常に潜むミステリーを描いた傑作、全六編。
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わらの男 拾った悲鳴 ラブレター 皆勤賞の朝 インテリア 素直な狂気
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