赤川次郎 角川文庫

殺人を呼んだ本―わたしの図書館

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殺人を呼んだ本―わたしの図書館
【発売:1996年3月】

林の中の古びた洋館―それが私立野々宮図書館だ。
ここに所蔵されている本は、どれも犯罪や事件に関係のあった本ばかり。
殺人現場で被害者が抱いていた本や、連続殺人犯が愛読していた本、首吊り自殺の踏み台として使われた本など…。この一風変わった図書館に住み込みで勤めることになった松永三記子。
彼女が書庫の本を手に取ると、その本にまつわる不思議な出来事が次々と起こるのだった。

一冊の「本」が引き起こす様々な事件を描く連作小説集。

目次

この指にとまった幽霊たち
明日に希望
殺人を呼んだ本
隠れんぼうした本
長い約束

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赤川次郎/プロフィール

1948年、福岡生まれ。
会社勤務の傍ら執筆を始め、76年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞して作家デビュー。
『三毛猫ホームズの推理』がベストセラーとなり国民的人気作家に。
人気シリーズもののほか、ユーモアサスペンス、学園小説、ホラーなどさまざまなジャンルで旺盛な執筆活動を続ける。
『ふたり』『夢から醒めた夢』など映像化、舞台化された作品も多数。
2005年に第九回日本ミステリー文学大賞を受賞

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