赤川次郎 角川文庫
過疎が進む山間の小さな町。 遠い昔、この町の少女を騙して郵便局から金を盗ませ、彼女から金だけを奪って東京へ去った青年がいた。
彼はその金をもとに実業家として成功し、今、四十年ぶりにこの町を訪れた。 誰も彼が昔この町を逃げ出した青年だとは気付かない。
そう、ただ一人、「あのときの少女」を除いては…。
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