赤川次郎 双葉文庫
西沢並子と木村政子は、高校・大学が同じの親友同士。 東京郊外の、山並を切り拓いて造られた大団地に住んでいて毎日顔をあわせている。 ともに28歳。
ある夜のパーティで、「私…女に刺されたの」と八木沢良子が政子にもたれかかってきた。 良子は「ある問題」で並子に相談をもちかけていたのだ。 そして良子は出血多量で死亡。
事件はこうして始まり、並子と政子は主婦探偵として事件の解明に乗り出す。 勤勉な夫や、健全な野菜の事件があり、我らが英雄の事件もあったりする「連作長編ミステリー」。
大団地という造られた「都会」に注ぐ著者の視点が鋭い。
目次
勤勉な夫の事件 健全な野菜の事件 我らが英雄の事件
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