赤川次郎 中央公論新社
67 歳の女性が欠陥洗濯機により感電死したが、製造元のK電機工業は責任を認めず、世間の非難を浴びる。 管理課係長の成瀬は会社に認められるチャンスだと、事故処理にひとつの案を提出し採用された。 それは、被害者の娘夫婦―平田敬・充子や不買運動のリーダーに匿名で中傷の手紙を出し、被害者グループの結束を弱めさせる、というものだった。
成瀬の妻・真知子は夫のためと自分に言い聞かせ、平田敬に「あなたの妻は不倫をしている」という手紙を宛てた。 一通の手紙が人々の心に投げかける意外な波紋とは…。
赤川次郎が贈る感動のヒューマン・サスペンス。
管理人(my-shelf.com)へのご連絡は、info●my-shelf.comへ。 「●」を「@」へ変更して下さい。